膝痛に関する症状例
                  膝痛原因例
a.変形性膝関節症  b.膝周囲軟部組織に発痛  c.膝蓋大腿関節症 d.筋肉付着部靱帯(膝蓋大腿靱帯や膝蓋支帯・腸脛靭帯炎) e.膝周囲骨に発痛  f.鵞足(縫工筋・薄筋・半腱様筋)関連  g.大腿二頭筋  h.半月板    i.靱帯損傷  
 
a.変形性膝関節症  
 症状
 ・立ちすわり、歩行、階段昇降などで痛みを感じる。
 ・症状が進むと、膝周りに水が溜まる、さらに熱を持つ。
 ・膝の内側や外側が痛くなる。
 ・歩かなくても痛いことがある。
    
 原因
​  怪我などをのぞき、膝痛のほとんどはこの関節症あるいはそれに近い状態 
 に起因するといっても過言ではありません。変形性関節症は、年月とともに
 起こりうる膝関節の軟骨摩耗あるいはさらに関節周囲骨の変形を指します。
 それが問題となるのは痛みが出たり、炎症が起き、水が溜まったり熱を帯び
 てしまう場合となります。ただ大事な事は変形性膝関節症だからといって、
 これら症状が現れるとはかぎりません。
  変形性関節症である場合でも痛みの原因はこうした関節変形によらず、周りの関節支
 持組織への負担により生じることもあります。すなわち変形性膝関節症診断はレントゲ
 ン上、gradeがⅠ~Ⅳまであり初期の方が全体的に症状は軽微なことが多いとしても、進
 行が進んでいるから痛みが必ず出るとか、また整形外科的に処置や手術をする必要があ
 るわけではありません。  
 半月板損傷についても無症候のことが多く、半月板起因の痛みでなくも、半月板に異常
 があったから半月板摘出手術をすることが整形外科でよく行われますが、半月板を摘出
   すると膝関節は不安定になり逆に悪化していきます。
 
 対策
  組織上変化による原因引き金となるので、その原因を少しでも減らしていく必要が
 あります。それら原因の大もとは動作や歩きのしかた、特に一番影響しているのは姿勢
​ であるのはいいうまでもありません。
​  水が溜まるなどすると、病院での処置が必要となります。ただ、病院での水抜きや注
 射などは根本の改善にはなりません。いわゆる対症療法になります。また病院などでは
 処置とともに電気など温熱療法をしてそれを施療としてずっとし行ってしまうことが多
 くなります。
   変形性膝関節症といっても、軽度のものから幅がありますし、レントゲン上問題なくも
 力学的負荷がかかり、痛みを発症していることはよくあります。変形性関節だからこう
   改善させるというのではなく、症状を引きおこす姿勢や動きからの負荷のかかり方を評
 価し、誘引させる動きを良くする必要があります。そうした負荷の偏りなどの仕くみは
 だいたいパターンはありますが、全身の関節の状態と密接に関連します。膝関節周辺だ
​ けでなく、全身の一部として膝の状態を見、アプローチしていきます。そのため、症状
 名というより、実際の状態が本当に大事となります。それを当院はお一人おひとりづつ
 しっかり拝見し、状態を修正・改善させるということを進めさせていただきます。

b.膝周囲軟部組織痛 
​ 
症状 
 
・膝を動かすと痛み 
 ・立ったり、歩いたりすると膝前面が痛む


 原因
  膝関節周囲は膝関節筋の付着部があったり、またそれら筋肉や靱帯のあいだに膝関節 
 特有の脂肪組織が複数あり、間隙を埋めています。膝関節運動や筋肉収縮に伴い、この
 組織は形を変え、うまく動きに順応する必要がありますが、荷重や筋肉の働きの偏りや
 痛みの悪循環などで硬くなり、それができなくなることがあります。膝関節周囲組織に
 いろいろな神経が集まってもおり、そうなるとそこが直接痛みを発したり、膝の動きを
 制約してしまうことがありえます。


 対策
  
変形性変形性膝関節症の場合と同じように軟部組織を充分緩め、またなぜそこに痛み
 が​発生しているのか、その膝関節の動きや肢位、全身の姿勢・動きを評価し、探りま
 す。膝にかかる3次元的負荷の要素のうちなにに問題があるかは全全体とその部位の関係
 により明らかとなるため、脂肪体のどの部位かを見きわめます。その上でそこにかかる
 力学的無理な作用をなくすよう修正します。

c.膝蓋大腿関節症
  症状
 ・膝上の関節付近が痛む
 ・徳の痛みは走ったり、階段の上り下りで起きる

 原因
  大腿骨とお皿といわれる膝蓋骨でできた関節が膝蓋大腿関節です。膝蓋骨は大腿骨と
​ 下の脛骨上にあります。大腿四頭筋という四つからなる膝前面の筋同士がバランスよく
 働くことで膝蓋骨の位置が保たれ、また逆にこのお皿の骨が大腿四頭筋が効率よく使え
 るようにもしています。しかし、膝関節肢位、つまりO脚やX脚さらに大腿骨と下腿骨同
 士の回転の状態などにより影響を常に受けます。筋肉のバランス関係が崩れると一定の
 方向に膝蓋骨は引っぱられることがあります。関節は圧迫され、痛みを誘引します。​ま
 た膝蓋大腿関節は階段、ジョギングなどで特に負荷が増えます。つまり、このような生
 活動作により、たとえ関節症を引きおこしていなくとも普通に負担は生じているという
 ことがいえます。

 対策
  膝お皿の関節に負荷がかかるような動作を極力少なくすることが望まれますが、各人
 によりそうした動作を避けて通るのは難しい場合もあります。いずれにせよ、動作だけ
​ でなく、姿勢や動き方に膝お皿の関節に負荷が強まる原因があることが考えられるた
 め、動きの専門家に見てもらい、これらをできるだけ排除していくことが必要となりま
 す。

d.膝周囲骨部位
 症状
 ・膝関節下の方に痛みが出る
 ・歩きやジョギング、スポーツ時に特に膝下が痛む
​ ・スクワットなどをすると特に痛む

 原因
  これは膝蓋大腿関節症の発症原因と類似しているもので、膝前面に痛みが起きること
 があります。膝関節の下、脛骨上方部の脛骨粗面といわれる部位で、ここは骨化するの
 が成人してからと非常に成長の遅い部分です。
​  この部分は大腿四頭筋が靱帯に連なり、その靱帯が付着する所でもあります。体重を
 後方で支えたり、膝を曲げた姿勢での動きが癖となり、スポーツなどで若い人がオスグ
​ ッドシュラッター病を発症することがあります。

 対策
  痛みの個所には人体でも強力な大腿四頭筋が付着し、筋肉の牽引力が骨、骨膜を引っ
 ぱっていると考えられるので、大腿四頭筋が過活動しなくてもよい姿勢や働きすぎない
   動作に変えていく必要があります。発痛部位の過収縮の緩和以外に他の筋肉を刺激、収
 縮させることも行っていくのが大切です。

e.膝蓋大腿靱帯・膝蓋支帯

 症状
 ・日常動作で膝前面が痛む

 原因
  これらは通常の靱帯に比べ下肢の中でも股関節の靱帯と同様、大きく負荷も強くかか
 る靱帯です。下肢重量だけでなく体重の前後傾の力もかかるため、強靭なのですが、付
 着する筋肉への負担量で炎症が起きることがありえます。靱帯そのものには痛みを感じ
 ませんが、炎症の波及に伴い、神経を含む周囲の組織を刺激することなどが生じます。

 対策
  
膝蓋大腿関節症での場合のように、ふだんの姿勢や動き方が膝前面に負荷のかかる方
 法を取っていたり、身についていると、膝前面の靱帯や筋肉の延長した靱帯様組織に作
 用が強まることがあります。特にこれらは重心コントロールの影響を受けやすく受動的
 な組織のため、その動きを引きおこす動きの癖、姿勢を改善しなくてはそれらの組織へ
 の負荷を減少させることはできません。原因の姿勢からくる動きを排除していく操作を
 関節に加えるとともに、ご本人にもその修正が日常動作の中で身につくようになるよう
 に当院ではしていきます。また力のかかり方も前後のものだけではなく、3次元的に下
​ 肢、体幹姿勢が関与するため、こうした全身の姿勢修正が必要となってきます。


f.腸脛靭帯炎
 症状
 ・膝の外側に痛みがある
 ・歩いたり、歩いた後に痛い


 原因
  
腸脛靭帯とは股関節と膝関節をまたぐ大腿部の筋肉が分厚くなった部分です。しか
 し、作用としてはより靱帯に近い働きで動きを出すというより、一定の方向の動きの制
 動をします。そのため、そこの組織がどうこうというより、そこに生じる痛みは結果と
 なります。姿勢もさることながら、膝に関わる動きの影響を直接受け、体幹などの姿勢
 も非常に絡みます。また変形性膝関節症やそれ類似の症状と原因は重なることもありま
   す。


対策

  これに関しては従来、知られていたような原因とは異なる原因も最近わかってきてお
 り、そこに加わる力学的負荷がどのようなものか、その種類も判断していく必要があり 
 ます。そのうえで、それに応じた原因の除去を行っていくようにします。


g.鵞足炎(縫工筋・薄筋・半腱様筋)
症状
・膝の内側が痛い
・膝の内側に引っぱられるような痛みを覚える


原因
 股関節と膝関節をまたぐ、縫工筋、薄筋、半腱様筋と呼ばれる筋肉があります。これらは膝に関し重なる作用も部分的に相互に持ちますが、個別にはほぼ別の作用をする筋群です。それらは最終的に膝周囲で折りかさなりながら同一箇所に付着することで、これらの付着部痛やそれらの筋肉の痛みを引きおこすことがあります。ただし、これら筋の腱などの直接の炎症のこともあれば、腱の滑走が周辺に炎症を生んでいる場合があります。

対策
 腸脛靭帯炎とは場所も正反対にあり、それとは作用も膝に関し真逆の作用もある程度                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       持つため、施術ではそれら組織にかかる力学的負担を姿勢や動きから判断し、施術していきます。鵞足炎は他の組織からの誘因で生じることもあり、その鑑別に解剖学的知識が不可欠です。さらに運動学的知識も必要で、当院では症状と原因、対策まで行えます。

h.外側ハムストリングス
症状
・膝の後面が痛む


原因
 ハムストリングスと呼ばれる筋肉の一部を構成する大腿二頭筋では、奥で軟部組織滑走が妨げられ、その部位や大腿二頭筋に痛みを生じさせることがあります。大腿二頭筋は下腿や体幹との筋膜つながりも多く、他部位と相互の影響を持ちます。大腿二頭筋といっても短頭と長頭とあり役割が違い、痛み発生には他の筋肉のこわばりや姿勢などさまざまな原因が関与しえます。

対策
 上記のように外側ハムストリングスは様々な原因が絡みうるため、この場合もそうした箇所がどのような力学的ストレスを受けているかを調べます。下腿骨と大腿骨の相互位置関係や姿勢の影響によりそのストレスが発生するケースが多くなります。膝周囲や全身の関節の動きを姿勢と合わせ評価し、その修正を徒手的に又は動きの中で行い、改善させていきます。

​I.半月板
症状

・歩行などで膝内側が痛む
・膝を伸ばすと、急な引っ掛かり感があり、それ以上伸ばせなくなる

原因
 半月板とは膝関節上下の骨の軟骨と軟骨のあいだにあり、その適合性を高め、衝撃吸収の役割を持ちます。急な強い荷重によっても、あるいは軽度でも可動性が減ったままそれが長年続いたりすると損傷することがあります。
 また変形性膝関節症に半月板損傷が合併していることもあります。年齢とともに多くなりやすいですが、それ以下の年代でもスポーツ活動有無にかかわらず、たまに見られます。

対策
 半月板はかなり狭い一部しか血管と連絡していません。そのため、そのごく一部の損傷ならば、縫合手術をすることもできます。しかし、半月板の内部の方が損傷すると切除せざるをえなくなります。半月板を切除すると、膝関節では荷重を分散する能力が減ってしまうため、上下の軟骨同士は摩耗、変形しやすくなります。変形性膝関節症の所でも記しましたが。微細な損傷のケースはかなり頻度高く見受けられるため、症状がなければ、それ以上の損傷を止めれば問題はありません。
 膝周囲の軟部組織の状態を変化させていくことが大事であり、さらに膝関節周囲筋の筋力も必要となります。ただし、膝に症状をお持ちの方は膝の筋肉の筋力が強すぎるケースもよく見られます。このため、単なる筋力upという考え方では半月板の動きを変えることはできません。当院ではその原因を見極め、厳密にその修正を図っていくこととなります。


​J.内側側副靱帯損傷
症状

・歩くとき、方向転換で膝内側が痛む
・屈伸動作で膝内側が痛い
・動きはじめや不意な動作などで膝内側が痛い。


原因
 内側側腹靱帯損傷は障害として生じることはほぼなく、ほとんどが外傷にきっかけを持ちます。膝関節靭帯損傷の中では最も高頻度で生じ、特にスポーツ時に起きます。急に止まったり、方向転換する場合などです。前十字靭帯とも機能が重なるため、合併することもあります。

対策
 内側側腹靱帯は下側の脛骨を前方、外方にずらす、傾けたり、外側に回すと伸張ストレスがかかります。再発防止には動作の改善が必要で、癖の修正とそのなりやすい動作を防ぐ筋肉の働きを強めていくことを要します。内側側腹靱帯は解剖的に何層にもなるため、動作によりどの部分がストレスをかかるかも異なります。このため、非常に細かくさらにどこがどういう動きで痛みを発しているかを当院では見つけ、各場合を分け防止策をしていきます。
​整体院 ヒューマンペイン府中 (痛み・痺れの改善)
 
 東京都府中市新
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