​足部症状例
  はじめに
 足部は最大の荷重関節で他の関節の影響も受けますが、比較的足は単独の症状が多い関節ともいえ、膝に比べ変形性関節症の頻度は高くありません。
逆に足部の状態は足だけに止まらず、他関節に影響するため、重視し施術すべき部位となります。
 特に偏平足は足として機能していず、変形性膝関節症の原因や増悪因子ともなりうるため看過できません。逆に修正すれば足だけでなく全身の姿勢が変わりだします。当院では足を全身を変化させるために、その機能性から股関節と同様重視しており、足部でお困りの方は、当院へいらしていただくのをお勧めします。

原因パターン例

a.腱炎(アキレス腱、後脛骨筋、長腓骨筋腱炎、足底腱膜炎) b.捻挫、
靭帯損傷、慢性足関節不安定症 c.脂肪組織  d.インピンジメント  e.シンスプリント
f.外反母趾、槌趾、鷲趾  g.  h.    J.


腱炎(足底腱膜炎、アキレス腱、後脛骨筋、長腓骨筋腱炎)

 症状
 足底腱膜炎
 ・足裏が張る感じがある
 ・足裏に痛みがある

 アキレス腱
 ・ふくらはぎとアキレス腱が歩かなくとも持続的に張り、吊りそうになった
  り痛みがある

 後脛骨筋、長腓骨筋
 ・脚の内側や足くるぶし内側のやや後ろ側が痛む(後脛骨筋)
 ・脚の外側や足くるぶし外側の下付近が痛い(長腓骨筋)

 原因
 足底筋膜炎
  足部には三つのアーチがあり、それらは体重を支える役目を持ちます。特に歩行で
 MTP関節という指の根元に近い関節が曲がると、足底にある腱膜の足底腱膜は緊張しま
 す。その際の伸張力が強いと足底腱膜に炎症が起こることがあります。また足を接地
 したとき、衝撃が加わりますが、その衝撃を吸収分散する力の弱い偏平足などではや
 はり足底腱膜炎を引きおこしやすくなります。踵骨の下にある脂肪体の保護機能が低
 下しても足底腱膜炎を起こすことがあります。

 アキレス腱
  アキレス腱は足関節で歩行や立位で最も強い力を発揮する、腓腹筋、ヒラメ筋の延
​ 長です。アキレス腱が硬く足関節の可動域が狭まっても、腱の緊張も強くなります。
 また姿勢によりアキレス腱に負荷のかかるタイプの人は常にアキレス腱への引っ張り
 力が起こりやすくなります。

 後脛骨筋、長腓骨筋
  足のくるぶしの内側と外側は踵骨の側で、脚からの後脛骨筋、長腓骨筋が腱となり
 付着部の足骨についていく通り道となります。急激にその部分で角度を変えるため、
 腱への摩擦も大きくなりやすい所です。そのため、これらの筋肉が偏平足や足部の可
 動域制限により硬くなっているところに摩擦などの力が加わるとこれらの筋の腱炎を
 発症する場合があります。また捻挫の後でもそうなることもあります。

​ 対策
  足底筋膜は筋肉の延長であり、足底筋膜に付着する筋肉の柔軟性を高める必要があ
 ります。また足の指を曲げ、蹴りだしをすることは足底筋膜の緊張に頼る歩行であ
​ り、それに依存する歩き方をし過ぎないことが大切となります。

捻挫・靱帯損傷・慢性足関節不安定症
 
 症状
 ・捻挫などの後に脚の甲側が痛いのが続いている
 ・振り向き動作などをして足の甲側に痛みが生じる

 原因
  捻挫で多いのは外側側腹靱帯のうち、前距腓靭帯です。一度捻挫をすると、断裂で
 はないのでそのまま無理をしがちです。また捻挫で伸ばされた靱帯のまま足首を下げ
 ると内反といって足裏を内側方に動かし、捻挫肢位を再びとる可能性もあります。も
 ともとそうした動作をするのが身についている場合もそうでない場合でも、捻挫肢位
​ を取る可能性が生じます。
  骨間距踵靱帯を前距腓靭帯損傷と同時に痛めていると、足根洞症候群を起こすもあ
 ります。この骨間距踵靱帯は距骨と踵骨を結ぶ関節で、この靱帯を捻ったりし、足関
 節運動に異常を来し痛みなどが出る場合、慢性の足関節不安定症に移行するという報
 告もあります。

 対策
  まず捻挫を生みだしやすい足関節の内反の動きを取りやすくなっている習慣を変え
 ることが大切です。痛みのために反対の作用をする筋肉群が常に働き、過剰に同時に
 収縮していることもあります。そのため、関節の動きはますますぎこちなくなってし
 まいます。足関節の筋肉間の働きのバランスを良くしていくことを行います。

踵骨下脂肪体

 症状
 ・踵の下側が体重をかけると痛い
 
 原因
  踵骨では歩行時、ヒールロッカーという接地した踵部分を使って歩行の回転運動が
 行われます。踵骨で荷重を受けるので、踵骨には踵骨下脂肪体というものがあり、衝
 撃緩衝の役割を担っています。骨を守るための脂肪体ですが、オーバーユースによる
 微細損傷、急な外傷などで脂肪体が損傷を受けることがあります。また後方重心とな
 りやすい姿勢だったり、踵離れが遅れる歩行をしていてもなりやすくなります。さら
 に歩行では一度重心を持ちあげてから足が接地しますが、それが不完全だと体重の緩 
​ 衝ができないことになります。重心が低い方が衝撃吸収ができるわけではないからで
 す。
 
 対策
  筋力の低下があればどこの部位かを調べ、その該当筋をしっかり鍛えていくことが
 必要です。主に歩行に原因があり、この評価が大切となります。
 
インピンジメント(前方インピンジメント、後方インピンジメント)


   前方インピンジメント
  症状
 ・足首を曲げると、足甲の根本付近が痛む

 原因
  足関節を曲げてあげるとき、足関節前方で足関節前方の軟部組織が挟みこまれて起
 きます。前距腓靱帯の一部が捻挫などで損傷し、その後肥厚、瘢痕化し、足首を曲げ
 るとき、距骨との間で衝突を起こすことがあります。
  また足関節前面の結合組織が肥厚、瘢痕化することで足関節前面で挟みこまれるこ
 とでもなります。
  足関節を曲げるとき、距骨という骨が後方に動く必要がありますが、この動きが制
 限されていると距骨がそのとき前方で軟部組織と一緒になり両者間が滑走せず、距骨
 が軟部組織を伸ばしながら圧迫しそこで詰まってしまうと、足を曲げる動作自体正常
​ な動きが起こらず、組織を傷めます。

 対策

  足部は正常な状態で距骨位置の変化を常に起こすことで、安定(可動性少)と不安
 定(可動性大)の変化を生み、運動できるようになっています。前・中・後足部間の
 状態もその影響下にあります。それは動きの中の変化です。しかし、姿勢というふだ
 んの固定された状態はその足の変化を不変なものとしてしまいやすくなります。
  単に組織が硬いから、それを柔らかくするという発想では真の原因の解除にはなら
 ないです。姿勢と軟部組織が硬くなる偶然でない原因は隣接関節の状態にもありま
 す。荷重位での関節連鎖はまた普通の動きと異なり、これらの評価が大事となりま
 す。


後方インピンジメント

 症状
 ・足首を下方に下げると、踵の後ろの方が痛い
 
 原因
  距骨後方に過剰骨として三角骨という、小さな骨が存在することがあります。日本
 人での出現率は外脛骨に次いで多く、12.7%と報告されています。また足部の距骨が
 足首を降ろすとき、前方に動かない、あるいは動きが制限されているとそのとき距骨
 が三角骨とともに他の軟部組織をはさみこんでしまいます。距骨骨折や骨棘、炎症性
 石灰化などでもインピンジメントが生じることがあります。

 対策
 距骨の動きが阻害されている要因を調べ、周囲の軟部組織の柔軟性や周囲足根間関節
 の動きも含め可能性を考えていきます。それらの可動性だけでなく、そこに制限があ
 れば下肢、全身の動き、姿勢と関連させ原因を見つけていくことが必要となります。

 
​整体院 ヒューマンペイン府中 (痛み・痺れの改善)
 
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