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​首(頸部)周りの痛み
​整体院 ヒューマン
ペイン府中
(痛み痺れ改善)

東京都府中市新町1-70-14アクアブルー新町KY
301室 (受付) 

TEL
070-8948-1087
​原則無休
営業時間
11:00~21:00
出張可(府中・国分寺・
小金井市他)

 
首(頸部)周りの痛み原因例
a.肩凝り  b.ストレートネック・なで肩・いかり肩   c.胸郭出口症候群  d.頚椎症
e
.頚椎症性神経根症   f.寝違え  g.むち打ち等外傷  h.三叉神経 

a.肩凝り 
 
症状
 ・頸の後ろ、肩、肩甲骨の付近あるいはその一部にこり、張り感がある
 ・上記の場所だるさ、重さ、不快な感じがある。
 
原因
  いわゆる肩凝りは整形疾患というより、症状につけられた総称になります。筋・筋
 膜性疼痛が中心で姿勢、疲労、業務、家事、趣味活動、精神的ストレスなどに起因す
 るといわれ、基本的に慢性痛としての肩凝りは姿勢によるものです。他覚的にも上記
 自覚症状部位に緊張、硬結が認められ、圧痛があることが多い状態です。
  姿勢がストレートネックなど、胸郭、頸部、頭部のアライメントの崩れがあるこ
 と、その上で、頸部の前屈位を伴う、作業、事務作業、反復動作の多い工場などでの
 仕事、保育、介護業務などでも起こることが多くなっています。
  筋肉は僧帽筋上部、中部、菱形筋、肩甲挙筋、頭板状筋、棘上筋などに現われるこ
 とが多いです。こうした上位半身姿勢の崩れは骨盤後傾、スウェイバック姿勢の比較
 的​多い日本人の国民病ともなっていますが、そうした姿勢でも必ずしも肩凝りになら
 ない人もいます。そのため、肩凝りは一度その筋肉の張った感じに気づいてしまい、
 あるいはその後痛みに敏感になる場合、訴えが出るという側面もありますが、頭部近
 くでもあるため、精神的ストレスの影響も大きい部位だと考えられます。
  凝りの部位が多岐にわたる場合にはRSDと心因性による原因も含まれる可能性があ 
 ります。RSDとは交感神経性ジストロフィーのことで、痛みが起き慢性化した場合、
 神経が感作し、痛みを増幅させてしまうことをいいます。
 
対策
  対策としてまず、頭部、頸部、胸郭(胸部)に重心線が通る姿勢保持ができるよう
 にしていくことが基本です。そのためには下半身、骨盤肢位の修正も必要です。愁訴
 のよく現れる上記に上げた筋肉以外にも肩内旋、肩甲骨外転、下制位など小胸筋、大
 胸筋、腹直筋、脊柱起立筋などにも硬結が認められることが多いため、それらの筋が
 直接的に緩む肢位だけでなく、その筋肉が張らない姿勢のために多裂筋、腹横筋など
 体幹安定に働く筋肉を活動させていく必要があります。僧帽筋下部、上下鋸筋の影響
 も考えるべきとなります。またこうした肩凝り姿勢での反復動作など明らかな原因が
 なくても、痛みというのは一度脳で認識され、愁訴として残る場合があります。この
 ような場合は姿勢を改善させるのも大事ですが、姿勢に伴う感覚と姿勢変化による感
 覚の変化を少しずつ認識していくのも必要です。


b.ストレートネック・なで肩・いかり肩
 症状
   ・肩凝り症状で、首後方や首~肩、肩甲骨内側などに自覚症状がある
 ・頭痛

 原因
  頭部が頸部、胸部に対し前方にあるストレートネック姿勢ではより後方の筋肉に負
 担がかかります。頭部と頸部、胸部が積み木のように支えられていることで正常に筋
 肉が作用しますが、そうでないストレートネック姿勢では筋肉の作用も変わり、筋間
 のバランスも崩れます。
  なで肩では肩甲骨周囲が頸部に対し下がっているため、僧帽筋上部や肩甲挙筋など
 が弱化し伸ばされています。
  いかり肩ではなで肩の反対に肩甲骨周囲が頸部に対し挙上し、僧帽筋上部や肩甲挙
 筋は収縮が強くなっています。また僧帽筋の下部はなで肩といかり肩で上部と逆の状
 態になっています。これら以外にもありますが、おおまかにそのような筋のバランス
 の偏りが生じています。

  腕神経の通り道は複数ある筋のあいだや肋骨と鎖骨間などにあります。なで肩とい
 かり肩でそのどちらかが狭くなるというのはありますが、神経の刺激は圧迫だけでな
 く、引っぱり力でも生じるため、どちらの姿勢でどこがなるというより、両者とも痛
 みの原因となりえます。複数の検査を行い、その部位と原因を確かめていきます。

 対策
  肩凝り症状の改善と同様、頭部、頸部、胸部の肢位の修正が必要です。頭部、頸部
 筋のうち、頭部前方位を作る筋肉を緩め、前方位を修正させる力を持つ筋群の働きを
 促します。またストレートネックで頭部と頸部の屈伸の関係は逆の組み合わせとなっ
 ていますが、頭部が反り、頸部は屈曲しているパターンだけではありません。その屈
 伸の状態は逆もあるため、注意が必要です。本を執筆する方でもそうした理解が不十
 分な方もいます。またこれは全身姿勢と関係します。その評価ができていないと、い
 わゆる少し勉  強した人の知ったかぶり施術となります。当院は厳密に見ていきます。
  ストレートネック、なで肩、いかり肩は前後の問題が中心で比較的単純化しやすい
 ものです。姿勢改善が功を奏する典型的肢位であり、改善は実を結びやすいです。
  ただ左右差も見ていくと複雑に筋の過収縮に差があります。そのため、おおまかに
 なで肩、いかり肩の姿勢はあるとしても、左右同じではありません。左右差を評価す
 ることが大事です。なで肩、いかり肩では肩関節機能にも影響を及ぼします。   

c.
胸郭出口症候群
 症状  ・肩甲骨の周りや上腕に痺れ  ・上肢に痺れ
 原因 
  頸部側面の斜角筋に囲まれた神経の通り道があり、鎖骨と第一肋骨間姿勢に
 よりそ
こが狭窄部位となり、神経を刺激し、腕に痺れを引き起こす原因となることがあ
 りま
す。ストレートネック、なで肩、いかり肩でなる場合が多いですが、左右差にもと
 づくこ
ともあります。
 対策
  なで肩やいかり肩により腕神経叢を刺激する場合では、前後の問題は当然として、 
 軽度の姿勢の左右差によるものでも影響しやすくなります。

  対策としては原因が前項、ストレートネック、なで肩、いかり肩の場合と重なるた 
 め、その項を参照ください。


d.頚椎症
 症状
 ・頸を反ったり、動かすと首後面、頸部の骨の辺りに痛みがある
 
原因
  頸部運動で一定の方向、主に反る動きをし過ぎたり、またもともとの頸椎の一部の 
 関節に上下間でズレが生じていると常にその状態を基本とした動きが起きるため、無
 
 理な力が加わりやすくなります。
頸部椎間関節で首を動かすとき、過度な圧縮などの 
 ストレスが生じると頸部の椎間関節を損傷したり、痛みを引きおこすことがありま
す。
 対策
  頸椎の位置ずれは珍しくありません。症状誘発へは程度問題となります。ズレは自 
 然に元どおりになることはまずなく、症状が出る直前までわかりません。これからも
 
 姿勢がよくないと自覚できる方もむろん、そうでなくも全身姿勢のチェックが大切な 
 理由がわかります。頸部は動きの大きい関節であり、睡眠時など屈伸を伴ったうえ側 
 屈、回旋が入ることもあります。そのため、ふだんから頸部の背骨間で位置ずれを起 
 こしていることもよくあります。これら頸部の肢位をチェックしていく必要がありま 
 す。その上でどのような動きをしているか評価し、反りすぎる動きや特徴的な癖など 
 見ていきます。

e.頸神経
 症状
 ・後頭部、耳、前頭部、側頭部、鎖骨上部に痺れ
 ・上腕や前腕の外側に痛みや痺れ
 ・上腕や前腕の内側に痛みや痺れ  
 ・手指2~4指甲側に痛みや痺れ
 原因
  頸神経の根元部分が圧迫を受けて生じる痺れを、頸部神経根症といいます。神経の
 支配する領域の疼痛とさまざまな知覚症状を主とします。頸椎がもともと回旋が入っ
   ていたりした場合に過度に首を反ったりすると頸神経は圧迫ストレスを受けることにな
 ります。また頸部の構造は個人差もあり、もともと後方の関節が前方に位置していて
 神経の通り道が狭くなっている場合もあります。このような​場合はなおさらそうした
 状況が起こることになります。

 対策
  神経根が背骨の神経の通り道で刺激され、障害されているのは脊柱管狭窄と同様
 で、また同じように前後左右いろいろに狭くなっていることが考えられます。頸部は
 後方に反りやすくでき、神経の通り道は狭くなりやすく、原因項で記したような構造
 上の問題もあるため正常な姿勢の保持は必携です。一度ずれてしまった関節間を徒手
 的にできるだけ戻すことが必要となります。当院はそのずれを無理やり徒手で強く押
 すことはしません。軟部組織を移動させる極めて安全な方法も開発しています。それ
 だけでなく解剖学知識をもとになぜそのずれが生じているか原因を調べ、その原因
 に直接アプローチします。

 
f.寝違え
 
症状
  ・朝起きると、首や肩周辺が痛くなり、動かしづらくなっている
  ・朝起きると首が動かせなかったが、動かさなれれば痛くなく、動かしても強烈な痛
​   みではない
  ・寝違えのときはスポーツや労作の後で疲労が溜まっていた

  原因
  ・寝違えというのは症状誘発する原因のもとになるもので、病名ではありません。ま
 た画像などではっきり原因がつかめる場合もないとされます。その症状の原因は様々な 
 場合が考えられますが、決定的にこれというように解明されているわけではありませ
 ん。ただし、原因はいくつか想定されます。単純に寝た姿勢の変化で首の筋肉が伸張さ
 れるなどして筋を傷めてしまう場合、もうひとつは頸部の脊椎(頸椎)が寝返りに伴う
​ 側屈、回旋、屈伸の組み合わさった肢位で固定され、頸部の重みで頸椎がずれ、それに
​ より、頸椎から出る神経が圧迫されることです。
  また首がそのような肢位を取るとき肩、肩甲骨も固定されるため、上肢の神経が牽引
 刺激を受け、症状誘発することも起こりえます。
 頸椎のずれなどは一般の人に頻繁に見受けられ、寝違えで生じたかはそれ以前の状態と
 比べないとわかりません。寝違えでずれたとわかっても、病院でその位置ずれの矯正は
 できません。動いてしまったものは徒手的に元に戻せますが、病院では関節を動かさ
 ず、骨を削るなど手術となってしまいます(基本的に寝違え症状で手術をすることはな
 いと思われますが、かりに同時に頸椎の関節のずれなどが判明した場合)。
   対策
 寝違えなくも臥床時、仰向けなら本来、枕は不要といえます。ただ、横向きに寝返った
 ときなどは枕なしだと頸椎が側屈します。それでも左右均等に寝返っていれば起きたと
 き、首が固まってしまっているなどのことは生じにくいです。枕はできるだけ低い方が
 ストレートネック防止になります。ただ寝違えるときは疲労の影響もある場合もあり、
 柔かく横に広めのものなら、枕を使用した方がリラックスした状態で眠れます。ふだん
 は枕なしをお勧めします。その場合、頭が固いベッドに当たり、寝付きにくい方はタオ
 ルを敷くのもいいと思います。
 
g.むち打ち症(頸椎捻挫)
 症状
 ・筋に痛みはないが、硬くなっているのが自覚症状としてある
 ・頸後面に痛みを感じる   
​ ・頭痛や耳鳴りがする
 ・不眠や不安を伴うこともある

​ 原因
  外傷、炎症、関節への過負荷、伸長などでの神経自体の損傷、さらにそれらが神経
 の興奮性を高め、感覚に影響します。神経は感覚と運動両面あり、両者による運動制
 御能力が低下する恐れがあります。また交感神経系への影響もあり、体性感覚を変化
 させるともいわれます。
  むち打ちが原因でない頸部の場合に比べ、むち打ち原因ではより体の広い範囲に痛
 覚過敏がある傾向にあります。
  痛みの大小に関係なく、むち打ち損傷後3~4週間はすべての患者に心理的苦悩が生
 じていると報告があります。
頸椎捻挫の慢性症状(頭痛や頸部痛)は心理的個人的素
 因が影響している​といわれます。また約60%に中位から下位頸椎の椎間関節での痛み
 が混在することがあります。後方追突で上位頸椎屈曲、下位頸椎伸展するとこの椎間
 関節障害を発生しうることとなります。
 対策
  まず、頸椎部、頭部の肢位を評価し、過緊張筋、動きの主動作筋や無理に伸張され
 ている筋など評価が大切となります。慢性痛に対しては焦らず、長期間の視野で改善
 をみていくことが必要となります。

h..三叉神経

 症状
  ・電撃痛のような痛みが顔面や頸部に生じる
​  ・咀嚼や洗顔などわずかな動きでも耐えがたい強烈な痛みが出る

 原因
  脳神経の三叉神経と頸椎上位三つの頸神経のあいだには相互に連絡作用があるといわ 
 れ、それぞれに影響を及ぼします。三叉神経性の痛みは強い痛みが特徴で、三叉神経 
 は顔面奥にありますが、三叉神経へのなんらかの刺激が原因となり、頸神経との相互
​ 作用から頸部に痛みが関連痛となり出ることがありえます。
 対策
  
三叉神経が刺激を受ける場合は、三叉神経が脳の出口から出る所でなんらかの圧迫
​ に晒されていると考えられ、それを取り除く必要があります。
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