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臨床上、思ってきたこと

 理学療法士として、数多くの方を診させていだだき治してきたと思いますが、保険治療の限界を感じていました。たしかに理学療法士は身体の改善を促す資格として挙げられます。しかし、それはこの資格保持者が基本の考え方をかじっているようなもので、充分なものではありません。

 それはいわゆるリハビリが身体全体のトレーニングで、ピンポイントで悪い点を治すものでない場合があることにも起因していると思います。悪い点をストップさせず、また本当に伸ばすべき所以外も伸ばしてしまうことがよく行われているからです。それは理学療法士からすると非常に楽なことです。臨床での医療の勉強は非常に大変で時間がかかりますし。しかし、それは養成学校で教わる考え方からは反しています。また養成学校ではこの基本の考え方を裏付ける知識は与えてくれません。自分で勉強しなければならないのです。しかし、理学療法士は国家資格であるために、資格を取ったら勉強しない人も大勢います。こうした資格を取り巻く状況は社会主義と似たようなものといえるかも知れないと思っていました。

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