• 藤田 恭介

足を地に着ける

 足につき、今後何回かお話させていただきます。足が地面に着くことは何より大切なことですが、当然、足は歩行においても重大な役目を帯びています。足自体が歩行で回転し、それにまつわる動きを足より上の体に連鎖で伝え、他の部分の動きに影響を与えています。逆に上からの動きが下の足に伝える動きもあります。これらは回転、傾斜、移動などで、上から下へ伝わる動きが自ら人間が作り出す動きであるとすると、足は地面はいまこうなっているとその上の体に伝えつつ、また動きを上に連波させていることになります。

 足は足形の中、車庫のように人間の体重を受けており、それだけでも相当の役目だとわかります。そんな働き者であることからその構造が頑丈でなければならず、しかも足は地面に体重を支えながら叩きつけられるため、柔軟性も必要です。また靴を見てのイメージの通り、体から切り離して存在してもよいほど独自の機能を足は持ちます。踵より前の前足部といわれる部分に行くに従い、足は扇状に広がり、横と縦のアーチを持つので止まっていてもいつでも動き出せます。

 足は体重を支え、酷使されるに関わらずあまり悲鳴を上げないのはすごいことです。しかし、足にまずい動きがあるとそのよくない動きを上の体に伝え、上の体にいい影響を及ぼしません。足自体が悪くなってはすぐ歩けなくなるので、脚が頑丈でないと困ります。そのとき、上の体は大変ですが、悪い状態の波及も生じなければ足の動きを治す必要もなくなるのでそれも大事だと思われます。

 ただし、やはり足は人間にとり歩行や移動においては役目としてタイヤであり、それをいかに操縦していくかが重要であり、足は人間にとり動きの主導部分ではないのだと捉えられます。

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